本番、「これはARC#028で見た戻すDPだ!」まではわかったもののそこから正答まで至らず。
★4だよねこれ。
http://yukicoder.me/problems/183
問題
N種類の曲があり、それぞれの長さS[i]が与えられる。
これらの曲をランダムに並べ替え、N曲全体をループ再生する。
(並べ方はN!通りのうち1つが等確率で選択する)
L分の間に1回以上1秒でも再生される曲数の期待値を求めよ。
解法
ARC#028の戻すDPを用いる。
AtCoder Regular Contest 028 解説
L分がN曲分以上ある場合は全曲再生可能なのは明らか。
L分が曲の総長未満の場合を考える。
曲の並べ方はN!通り。
i番目の曲が再生されるケースは、i曲目を除いた(N-1)曲のうちあるx曲の合計がy秒(y<L*60)であるパターンがT[x][y]通りある場合、x曲の並びと残りの(N-1-x)曲の並びは任意なので通りである。
問題はそのようなTをどう求めるか。
ここで戻すDPを用いる。
まず普通にDPを行い、dp[曲数][総長]=(そのような曲の(並びを無視した)組み合わせ)を求める。
ここからi曲目分を戻し、T[x][y] = dp[x][y] - T[x-1][y-S[i]]でTを求める。
int N,L; int S[100]; int sum; double fact[100]; ll dp[22005][53]; ll dp2[22005][53]; void solve() { int i,j,k,l,r,x,y; string s; fact[0]=fact[1]=1; for(i=2;i<=80;i++) fact[i]=fact[i-1]*i; scanf("%d%d",&N,&L); L*=60; FOR(i,N) { scanf("%d:%d",&x,&y); S[i]=x*60+y; sum+=S[i]; } if(L>=sum) return _P("%d\n",N); dp[0][0]=1; FOR(i,N) { for(x=i;x>=0;x--) { FOR(y,22001) dp[min(22000,y+S[i])][x+1] += dp[y][x]; } } double ret=0; FOR(i,N) { for(x=0;x<=N;x++) { for(y=0;y<=L+S[i]-1;y++) { dp2[y][x]=dp[y][x]; if(y>=S[i] && x>0) dp2[y][x]-=dp2[y-S[i]][x-1]; if(x<N && y<L) ret += dp2[y][x] * (fact[x] * fact[N-(x+1)]); } } } ret /= fact[N]; _P("%.12lf\n",ret); }
まとめ
アプローチ(戻すDP)自体はたどりついて、正答まで行かないの、応用力不足が露呈してへこむ。
いっそさっぱりわからない方が楽だ。