こちらは何とか解けた。
https://yukicoder.me/problems/no/1172
問題
整数列Aを考える。
Aの最初K項までは入力で与えられ、それ以降は直前K項の線形和で与えられる(重みも与えられる)
ここで、初期値0の配列Xに対し、以下のクエリを適宜実行する。
- 区間[L,R]に対し、A[0...(R-L)]を加える
全クエリ完了後の配列の各要素の値を(10^9+7)で割った値を答えよ。
解法
Kが小さいことに着目する。
XはAの部分列をたくさん足し合わせた形をとるので、ほぼAと同じの線形和で計算できることが推測できる。
ただしAの先頭K項に関してはそれが成り立たない。
この特性を生かしてXを初項から計算していこう。
基本的にXにおいて線形和を計算しつつ、先頭K項の処理を行う。
[L,R]というクエリがあったとき、X[L+K]を漸化式で求める直前にX[L]~X[L+K-1]にA[0]~A[K-1]を足しこもう。
そうするとX[L+K]以降のみこのクエリによるA[K]以降の値が加算される様子が再現できる。
同様にX[R+K]を求める直前にX[R]~X[R+K-1]からA[R-L]~A[R-L+K-1]を引いておき、区間を抜けたクエリの影響が以降に及ばないようにする。
int K,N,M; ll A[202020]; ll C[202020]; ll V[202020]; vector<int> add[202020]; vector<int> del[202020]; int L[202020],R[202020]; const ll mo=1000000007; void solve() { int i,j,k,l,r,x,y; string s; cin>>K>>N>>M; FOR(i,K) cin>>A[i]; FOR(i,K) cin>>C[i+1]; for(i=K;i<=N+K+1;i++) { for(j=1;j<=K;j++) (A[i]+=C[j]*A[i-j])%=mo; } FOR(i,M) { cin>>L[i]>>R[i]; add[L[i]+K].push_back(L[i]); del[R[i]+K].push_back(L[i]); } FOR(i,N+K+1) { FORR(e,add[i]) { for(j=1;j<=K;j++) (V[i-j]+=A[K-j])%=mo; } FORR(e,del[i]) { for(j=1;j<=K;j++) (V[i-j]+=mo-A[i-e-j])%=mo; } if(i>=K) { for(j=1;j<=K;j++) (V[i]+=C[j]*V[i-j])%=mo; } } FOR(i,N) cout<<V[i]%mo<<endl; }
まとめ
これは本番に思いつけて良かった。